「ファミリーシークレット・・・傷ついた魂の為の家族学」を読んで

ジョン・ブラッドショウ著「ファミリーシークレット・・・傷ついた魂の為の家族学」を読みました。
自分の魂が羽ばたくのを家族に阻止されていると感じている人が、これを読むと、参考になると思いました。

そのなかで紹介されていた方法の一つ、ジェノグラム。
家系図のことです。
私は福祉の仕事をしていたので、ジェノグラムが役立つことを知っていたので、改めて紹介させてもらいます。
(家系図なんて知っていると思うでしょうが)
でも、家系図の人の名前の横に病気や問題点を書き込んでいくと、自分の家に代々続いてきた病気とか、結婚における問題点とかが浮き彫りになることがあります。


やりかたは、自分を中心に、父方、母方の親戚を含めて家系図を書きます。
そして、病気や、エピソードを書き加えます。
それまでは、個々の親戚のエピソードだったのを、図に書いて並べてまとめると、はっきりと家族の特徴が浮かび上がることがあります。
病気だけの問題でなくて、結婚に関係する問題とか家庭内暴力とか、虐待に関する問題とかに関しても、家族代々、受け継がれている、ということも発見できることがあります。
病気の場合は、それをしなくても、わかっている場合もあるでしょうが、そうでない問題は、伏せられてきたことも多いので、初めて浮き彫りになることがあります。

いつも思うのですが、問題は、自覚したら、解決の道に一歩踏み入れたようなもの。
でも、問題をそのままにする人も、多いな、と思います。
ジェノグラムは、ケースによりますが、家系・家族の問題点を浮き彫りさのせるのに、役立ちます。
家族・親族の問題って、秘密になってきたことも、ありがちなので。

でも、秘密をあばくために、それをするわけではありません。
自分が、家系の問題にとらわれて、息苦しさを感じているとしたら、そこから羽ばたくために使うだけです。
だから、無理しない範囲で、恐れずに、自分の家族の歴史を見つめるのは、いかがでしょうか。

さて、問題点を、もし見つけたら、いかに、その代々家族が継承してきたものを、自分が断ち切るかが、問題になります。
ただ、これは、問題によって、色々な方法があるので、何とも言えないのですが。
でも、最近は、いろいろ相談するところが充実しています。
対面が嫌なら、相談電話とかも、色々あります。


問題によっては、恥ずかしいと思う人が、よくいらっしゃいます。
でも、社会福祉の仕事をしていると、いろいろな問題の専門家を見ます。
で、専門家にとっては、よくある話の一つのケースの事が多いです。
はじめて、この様なケースにぶちあたった!どう対処しようっていうことは、個々のケースワーカーさんレベルでは、あると思います。
でも、相談所とかの単位で見ると、ベテランさんがいたりして対応してくれると思います。
なので、受ける方としては、恥ずかしいという心理もわかりますが、恥ずかしがらないで、相談すると、いいと思います。


家族から受け継いできた問題を、自分の代で断ち切る決心があれば、難しくても不可能なことはないと思います。
問題の渦中にいるときは、絶対不可能だと思う気持ちは、とても分かるのですが。
ちょっとだけ勇気を持って、幸せになってくれればと思います。


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